注文住宅を購入しようとする際には、住宅ローンを組もうとお考えになる方も多くいらっしゃると思います。
住宅ローンでは頭金という初めに支払うお金があります。
頭金は、用意することが一般的なのですが、頭金なしで注文住宅の購入にローンが組めるのか気になっている方に向けて、頭金なしで住宅が購入できるのかどうかをご紹介します。

 

□頭金なしで注文住宅は購入できる？

単刀直入にいうと、注文住宅の購入は頭金なしでも購入できます。
従来は頭金を用意していないと購入は難しかったのですが、ネット銀行の台頭や金融機関の増加によって市場競争が激化し、各金融機関がフルローンでも借り入れることを認めているため、頭金なしでも注文住宅が購入できるようになりました。
日本銀行が長期にわたって推し進めてきたマイナス金利が、頭金なしのフルローンで住宅を購入する人が増える原因となっています。

しかし、貯金が全くない状態では住宅を購入できません。
注文住宅を購入する際には、物件価格の5パーセントを手付金として支払います。
1000万円の住宅を購入する際には50万円、2000万円には100万円かかりますね。
そのため、注文住宅を購入する際には、手付金を現金で用意しなければなりません。
頭金なしでも貯金が0では購入できないことを頭に入れておきましょう。

 

□注文住宅を頭金なしでローンするとどうなる？

 

＊審査が通りにくい

頭金を用意している方よりも、頭金なしでフルローンを申し込む方の方が審査が通りにくいです。
確実に住宅ローンを組みたい場合は、頭金を用意することをおすすめします。
また先ほどもご紹介した通り、物件価格の5パーセント前後の手付金に加えて、諸費用も必要になります。
諸費用には、手数料や登記費用、印紙税などが含まれます。
フルローンで契約をするにしても、ある程度の費用を用意する必要があります。

 

＊利息が増える

借りる金額が増えるということは、その割合に応じて決まる利息も増えていくことになります。
融資率によって金利が変わるローンもあります。
また、融資が長くなるので金利の少しの差が大きな支払額の差になります。

 

＊毎月の返済が多くなる

フルローンの金額を返済すると、毎月の返済額がとても高くなります。
返せなくなるリスクもあるため、月々の返済額をイメージすることが大切です。

 

□まとめ

今回は、頭金なしで注文住宅を購入できるのか、フルローンで組むとどうなるのかをご紹介しました。
注文住宅のご購入をお考えの方の、参考にしていただけると幸いです。
住宅ローンや住宅の費用についてご不明な点のある方は、お気軽に当社までご相談ください。